安土桃山時代に活躍した画家、狩野永徳の「洛中洛外図屏風」(国宝)や海外に流出した美術品など計5点がデジタル技術で複製され21日、京都市右京区の龍安寺で公開された。もともと所有していた寺院などに寄贈され“里帰り”する。
ほかの美術品は長谷川等伯の「松林図屏風」(国宝)、明治期の廃仏棄釈で海外に流出し米・メトロポリタン美術館が所蔵する尾形光琳の「八橋図屏風」、狩野山雪の「老梅図襖」など。
劣化が進む文化財をデジタルで記録して継承するため京都国際文化交流財団とキヤノンが取り組む「文化財未来継承プロジェクト」の一環。最新鋭のスキャナーやデジタルカメラで実物を写して色彩を調整し、大型プリンターで原寸大の和紙に印刷した後、京都の伝統工芸の技術で金箔(きんぱく)を施すなどした。


