東京国立近代美術館フィルムセンター(東京・京橋)は26日、日本で劇場公開されたアニメーション映画としては、現存する最古の90年前の作品といわれる「なまくら刀」のフィルムを発見、デジタル技術によって復元したと発表した。
この作品は、日本のアニメーション映画創始者の一人、幸内純一の第1作で、1917年6月に公開された。切れない刀を買わされた武士が試し切りをしようとするが、逆に飛脚らに打ち負かされる姿をユーモラスに描いた、上映時間2分間の無声映画。
フィルムを発見したのは、映像文化史家の松本夏樹さん(55)。昨年7月、大阪市内で開かれた古物市で、小型映写機と4本のフィルムを購入。その中にあったのが「なまくら刀」だった。通気性の良い紙製の箱に保存されていたため、劣化もほとんどなかった。
同センターによると、劇場公開された日本のアニメーション映画では、17年1月公開の「芋川椋三玄関番の巻」が最古と言われるが、フィルムの存在は確認されていないという。(読売新聞)
2008年03月26日
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