国際的な海洋学者チームの調査によると、海洋で酸素が欠乏する海域が拡大しており、魚類などの生物の生息域に影響が出ることが懸念されている。世界気候研究計画(WCRP)の調査の一貫で、調査結果が2日発行の米科学誌サイエンスに掲載される。
調査によって、過去50年間に海洋の300−700メートルの深さで海水に含まれる酸素のレベルが目立って減少していることが確認された。研究者はこれによって重大な生物学的、経済的な影響が出る恐れがあると指摘している。
研究者は、この酸素の減少が世界的な気候変動の影響によるものなのか、それとも自然の過程の短期的な現象なのかは定かでないとしている。
最も大きく減少しているのは大西洋の北東部海域。そのほか、程度は少ないもののインド洋の東部でも酸素の減少がみられる。酸素の欠乏は熱帯の海の中程度の深さからの海流によって、沿岸部にまで及ぶ可能性があるという。酸素欠乏の範囲は深い部分に拡大しているが、海洋の表面に向けても進んでいる。 (AFP=時事)
2008年05月02日
海洋の酸素欠乏が進行
posted by mk at 18:02| 日記